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2011年04月23日

マンション共用部分の電気料金の削減まとめ

個人的なメモです。

1)70戸ぐらいまでのマンション(低圧受電の場合)
 低圧受電→従量電灯(100V)、動力(200V)

(1)「低圧高負荷契約」で安くなるかチェック
  →東電にて無料で試算してもらえます

(2)動力部分(ポンプ/消防設備/排水設備/EV/機械式駐車場など)を電子ブレーカーに替える
  →「負荷設備契約」から「主開閉器(ブレーカー)契約」に替える
  =主開閉器容量で契約する
  ただし、電子ブレーカーの設置が必要。
  例)負荷設備契約50A→主開閉器契約30A
    電子ブレーカーの役割
     →容量の150%~199%でも30分間は落ちない…
    
(3)従量部分(主に電灯)を夜間料金の安い「電化上手契約」に替える
  →ただし、同一棟内に夜間蓄熱式の「蓄暖器(ヒーター)」の設置が必要。
  ※照明は夜間が中心なので効果的だが、団地型は無理
  ※要事前相談


2)70戸程度以上のマンション(高圧受電等)

(1)高圧受電(もともと単価が安い)の場合
 →2型(7-8%減)契約になっているかどうかを確認
  ※ただし震災後、新規受付を中断中とのこと。

(2)一括受電
 →中間業者から受電する形となる
 →途中からの変更の場合「特別決議」と「各戸のブレーカー交換」が必要でめんどう
 →大きなマンションで昼間も電気を使うファミリーマンションでメリットがある

以上
posted by ひだまりミュゼ at 21:17| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 給排水、電気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月21日

マンションの太陽光発電

昨晩、マンション管理士会の勉強会にて、マンションにおける太陽光発電の現状を教えていただいたので、要点をメモしておきます。

1)主要機器
 モジュール(セルの集まり):パネル1枚、だいたい畳1畳:耐用20年ぐらい
 パワーコンディショナ:直流を交流に変換する装置(ロスが発生する):メンテをして20年

2)剰余電力買取(現状)
 太陽電池5kw:208.4kw/枚×24枚(6列4段)=5kw(直流)
 ↓
 パワーコンディショナ:4kw(交流)変換時にロスが発生する
 ↓
 共用部の空調・照明など(蓄電池なし)→余った分を売電

3)主要な概算値
(1)設置スペース
 1kw→10u(点検スペース等含む):マンションの屋上の場合余裕
(2)年間発電量
 1kw→1000kwh/年:日本全国大差がない(日本海側は別)
    CO2 0.3t分
(3)初期費用(国産、現時点概算)
 1kw→100万円(パネルの定価ベース)値引き分を設置費と考えるとこれぐらい?

4)現時点で元は取れない
 初期費用 
  5kw→約500万円
 電気料金
  5kw→年間5,000kwh×@24円(電気料金)=年間12万円
  すべて売電価格@48円で売ったとしても(現状は全量買取ではないので無理)年間24万円
  500万円÷12万円/年=42年
  500万円÷24万円/年=21年
  現在、余剰分を売電できるだけなので、この間のどこかになる。
 設備の耐用年数は20年

 ※キュービクルがある高圧受電の大きなマンションでは、電気料金単価が@12円なので、そもそも無理。

5)補助金政策から全量買取への移行期
 2010年までで主要な補助金制度は終了
 ↓
 2012年から「余剰」ではなく「全量買取方式(ドイツ方式)」へ移行する予定
  一旦全部高い単価で買い取ってもらう(単価は未定40円ぐらいか?)
  その分、電気料金が上がる??(これ無理でしょ??)

「初期単価が下がり、一般の電気料金があがり、全量買取になったら、元がとれるようになる」

6)その他の要点
(1)重量
 5kw→パネル100kg+架台800kg+基礎※
 ※基礎
  既存につける場合は、きのこ状の基礎を屋上に設置5kw規模で約2400kg
  ただし、メーカー製の「乾式架台システム」が開発されてきている

(2)発電量
 現状、余剰買取方式では、従量40Aの場合は8kwまでとなっており、現実的には5kwシステムがほとんど。
 キュービクルがある高圧受電の大きなマンションでは、電気料金単価が@12円と安いので、そもそも無理。

(3)モジュール効率
 セル単体効率より落ちるのは当たり前。
 単結晶 16-17%(2割高い):限られた面積用→戸建住宅など
 多結晶 13-14%(効率は落ちるが安い):マンションなど



2012年に「全量買取方式」がどんな内容で実現するのかによる。

しかし、太陽光発電を設置できない消費者は、電気料金が高くなるのは不公平。
またマンションでは、共用部だけで、各戸で使いにくいので不利になる可能性が高い(戸別に使えるようなシステムが発表されつつあるが、、、)。

まだまだ紆余曲折がありそうだ。

そもそも、設置コストからみて、これはほんとうにエコなのかどうか疑問が残る。
生産時、設置時、運用時、排気時に発生するCO2を全く考慮しないでCO2換算しても意味がない。

とはいえ、電気自動車などが普及すれば、バッテリーにダイレクトに充電できるので、実現の可能性は高くなる。初期費用が大幅に下がることも期待できそう。

現に、ドイツで全量買取方式を実施したときには、中国などの安いパネルが多く採用されたようだ日本メーカーがどうやって対抗してくるのか興味のあるところ。マンションでは設置面積はあるので、効率が悪くても安いほうが有利。やはり戸別売電システムあたりかな??
 
posted by ひだまりミュゼ at 11:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 給排水、電気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

給水管洗浄(修正版)

近所のマンション管理組合さんから「オゾン洗浄」についての問い合わせがありましたので、簡単にまとめておきます。

1)オゾン洗浄は「給水管の延命工法」のひとつ

 オゾン洗浄は戸当たり5〜6万円前後のようで高価です。「給水管に水垢やヌメリがついているから実施する」というのも、もちろん悪くはありませんがもったいない。単に清掃するという意味でしたら、オゾン水を使った場合でも何年も持つものではありません。3年に1度の清掃と考えると非常に高価。

 給水管の延命工法のひとつという考え方であれば導入の余地があるかもしれません。

2)給水管の延命工法

給水管の「延命工法」にはいろいろな種類があります。

「特殊な装置」を設置する方法(脱気工法、電気防食工法、磁気工法、等々)を除くと、

・「更生工事」(ライニング工法)
・「洗浄工法」(オゾン水洗浄、クエン酸洗浄、エアー/振動/高周波/超音波等)

の大きく2つにわけられます(細かく言うとライニングだけでもさまざまな工法がありますが)。

一般的な「長期修繕計画」では、「更生工事」を15年目に、「更新(取替)工事」を30年目に実施するように計画するケースがほとんどです。更生工事の時に、研磨等を実施しますから、給水管洗浄は行わないことが多いようです(単に放置してある場合もありますし、それでいいというわけではありませんが)。

「オゾン洗浄」の位置づけをまずハッキリさせることが重要かと思います。「単なる洗浄」という考え方ももちろんできますし、「給水管延命措置」という考え方もできます(コストから見て後者だとは思いますが)。もし、後者だとすると、「現状の長期修繕計画」に反映されていなければ、この先どうするのかを考えて長期修繕計画に反映させるべきと思います。

現在築10年として、もし給水管の更生工事が15年目に計画されているならば、それを何年目まで引き延ばすか、というような検討が必要になるかと思います。さらには、3〜5年ごと?(保証内容によります)にオゾン水洗浄を実施し、給水管の更生工事は行わないで更新(取替)まで保たせるという考え方もあるかと思います。このためにはオゾン洗浄の保証内容が重要になってきますし、もちろんコスト比較も重要です。

それ以外にも、いろいろな考え方があり、最近では更生工事よりもなるべく延命させて、更新工事を優先させ「そもそも錆びない、水道用耐衝撃性硬質VP管や水道用モリブデン管など」に、更新(取替)してしまったほうがよいという考え方もありますから、それまでの延命措置という考え方もあると思います。

ざっと考えただけでも、これぐらいの検討が本来必要だと思います。

水垢等は、オゾン洗浄をした場合でも何年も付かないということはないでしょう。赤さびの除去にはある程度の効果があるようですので、赤さびを落とす場合には効果的かもしれません。

決定打がない領域ですので、「給水管の長期修繕計画」を中心に据えて考えてい
かないと、なんのために実施するのかわからなくなってしまう可能性があります。


以上、自分の備忘録も兼ねて。


※この校、初稿に間違いがありましたので、大幅に書き換えました(2009.12.16.)。
posted by ひだまりミュゼ at 16:40| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 給排水、電気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする