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2009年02月17日

大規模修繕のコンサルタント

「大規模修繕」と「大規模の修繕」
月夜の遠吠え/村田真のマンション管理編集記

確かに、大規模修繕工事は、法律にはきちんとかいてありません。

新築マンションの場合、設計から仕上げを含む工事監理まで「一級建築士」でなければないないとハッキリ明記されていますが、「大規模修繕」に関しては、事実上記載がありません。これは法律の盲点です。

基準法上では、「大規模な修繕」「大規模な模様替」という言葉がでてくるのみです。

建築基準法第2条より;
「大規模の修繕」とは「主要構造部の一種以上について行う過半の修繕をいう」
「大規模の模様替」とは「建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の模様替をいう」
と定義されています。ここでいう「主要構造部」とは「壁、柱、床、はり、屋根、または階段」のことです。

これだけしかないのです。新築時との落差の大きさに驚きさえ感じます。大事な構造躯体にクラックが入っていようが、過半以下であればだれでもできちゃうのです(正確に言うと、だれでもできるわけでなく、何も書いてないのですが...)

でも極端にいうと、だれでもいいのです。

だれでもいいからこそ、最低限、都道府県に登録義務のある「一級建築士事務所」にコンサルタントを依頼すべきだと思います。確かに、精通した業者はたくさんあり、へたな建築士よりよほど知識を持っています。それでも、施工業者はコンサルタントにはなりえません。

姉葉さんの事件以来、建築士事務所の開設基準が厳しくなりました。さらに、期末に業務報告が義務づけられるようになりました。建築士事務所以外のところにコンサルを依頼してしまうと事実上野放しになってしまうのが今の状況です。

現状をみると、施工業者や管理会社がらみの人に「コンサルタント」を実質依頼しているケースが目立ちます。調査は無料、調査は施工費用に含まれます、なんていうのは一番怪しい。よほどの目利きでも、うっかりしていると値段だけにやられてしまいそうです。実際は、まっとうなコンサルタントを入れた方がもっとも大切な品質や修理の優先度が確保されるので、10年20年先をみれば絶対に安いと思います。「責任施工」で業者に丸投げの場合もほぼ同じです。



posted by ひだまりミュゼ at 17:17| 東京 ☀| Comment(0) | 大規模修繕 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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